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群馬県立長野原高等学校 1年生 スキー 小林朔太郎選手インタビュー

2017/03/26

目指せ!日本代表、2017期待の部活男子
平成28年度インターハイ準優勝(スキー コンバインド)
2016/2017 Japan Ski Team [コンバインド] メンバー

――地元・群馬県で開催されたインターハイ(平成28年度全国高等学校総合体育大会 第66回全国高等学校スキー大会「尾瀬に翔べ!君が輝く銀世界」)で1年生ながら準優勝に輝きました。おめでとうございます。まずはインターハイの感想からお聞かせください。
小林朔太郎/僕の勝ち方として前半のジャンプでできるだけ後ろと差を開いて後半のクロスカントリーに挑むというのを目指しています。インターハイはそれがしっかりできた大会でした。前半のジャンプをトップで折り返し後半のクロスカントリーで後ろと秒数を離して走ることで、たとえ追いつかれてもその時は相手選手も体力を使って疲れているので、そこから勝負できるというのが僕の展開です。インターハイでも追いつかれるのは想定通りでした。ところが、追いつかれた後に相手選手が引っ張ってくれるだろうと思っていたのですが、そうはなりませんでした。相手選手が予想以上に体力を消耗していてペースが上がらなかったからです。その遅くなったペースに合わせることもできましたが、そうすると後続の集団にも追いつかれてしまい、順位をさらに下げる危険性もあると判断し、僕がペースを引っ張る作戦に出ました。クロスカントリーは先頭で引っ張る選手の方が体力的な負担が大きいので、不利になるというのは分かっていましたが、悪くても2位は確保できるという理由で決断しました。ラストスパート勝負で相手についていけなかったところが今後の課題ですね。
――ご自身の長所・強みをお聞かせください。
小林朔太郎/身体が柔らかく怪我をしにくいのと動きが滑らかなのが僕の長所だと思っています。
――競技のどんなところに活かされていますか。
小林朔太郎/ジャンプでは姿勢に活かされています。アプローチの段階で姿勢を低く組むのが大切なのですが、身体が柔らかくないと低く組めないので、その部分で優位になっています。クロスカントリーも足を運ぶ時に足の動く幅が広い方がピッチが長くなるので、身体が柔らかいことが、大いに生かされていますね。
――ジャンプが得意だとお聞きしました。ジャンプへはどんな心持で入るのですか。
小林朔太郎/やることはたくさんあるのですが実際に意識してできることは1回のジャンプで僅か一つだけです。そのやるべき一つのことに集中するために、テンションを上げて身体の瞬発力を高めるのではなく、心を静かに整えて臨むようにしています。そして、やるべき一つ一つの課題を体に覚え込ませてから、次の課題に取り組んでいます。
――今後のことについてお聞きします。まずは高校時代の目標からお願いいたします。
小林朔太郎/世界ジュニアに出場して『日本の大会でできたことを世界の舞台でもできるようにする』というのが今の、一番近くて強く意識している、目標です。2年次に必ず出場して、3年次には上位入賞を目標にできるようにしたいと思っています。
――インターハイ優勝は?
小林朔太郎/世界ジュニアと日程が重なっているので残念ながら無理ですね。
――最後に5年後の冬季五輪への想いをお聞かせください。
小林朔太郎/5年後の五輪出場が目標ですが、まだまだ上には程遠いのが現状です。とにかくトップの選手の素晴らしいところを参考にして質の高い練習をし続けることが大切です。ナショナルチームに入り日本のエースである渡部暁斗選手と一緒に練習をさせていただく機会を得ました。そこで感じた僕と渡部暁斗選手との大きな差は技術面と積み重ねてきた練習量とその質だということです。そのことに気づくことができたのは、今後の僕の競技人生にとって、とても大きな意味を持つことだと思っています。

群馬県立長野原高等学校 スキー部顧問 林卓治先生から見た小林朔太郎選手の特徴と今後の期待!
 身体能力がとても高い選手です。彼の種目はコンバインドといってジャンプとクロスカントリーの両方の成績で争います。走るクロスカントリーでは長所である持久力を武器に全国でもトップレベルです。そして特に素晴らしいのがジャンプです。2月に地元群馬県で開催されたインターハイでもジャンプでは1年生ながらトップの成績でした。高い垂直跳びの能力と体幹の強さが活かされているのだと思います。性格は負けず嫌いですね。ですがとても冷静な選手です。将来は5年後の五輪に出場して長野原高校OBの荻原兄弟のような活躍を期待しています。
(2017年3月2日取材)


部活男子企画☆共通クエスチョン☆
☆ 出身中学校…草津町立草津中学校
☆ 中学校時代の所属チーム…草津スキークラブ(小学校→中学校)
☆ 身長…170㎝
☆ 競技種目以外で得意なスポーツ…ゴルフ(スコアは70台)
☆ 得意な科目…体育です。中学時代は美術も得意でした。
☆ 憧れの選手…スペシャルジャンプではシモン・アマン選手、コンバインドではジャゾン・ラミー=シャプイ選手と渡部暁斗選手。
☆ ライバルと意識する選手…全日本のジュニア選手(木村吉大選手、湯瀬瞬選手、宮﨑敬太選手。現在中学3年生の木村吉大選手の弟の木村幸大選手)
☆ 自分にスイッチを入れる曲…みなさん、気持ちを高ぶらせるためにアップテンポの曲を聴くと思うんですが、僕はジャンプの前に静かな曲である藤原さくらさんの曲を聴いています。
☆ ご褒美 ごはん…コンバインドの競技が終わった日は必ずハーゲンダッツのアイスを食べます。
競技写真に右記のクレジット入る → *写真提供:群馬県立長野原高等学校スキー部