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スピードスケート 樋 沙織

2014/04/17

スピードスケート 樋 沙織 (嬬恋高校3年生*2012年7月当時、現在は日本電産サンキョー)

*一部分のみ掲載。全文章及びグラビアは『ありがと!臨時増刊号 Vol.30「群馬☆アスリートの女神Vol.1」』をご覧ください。群馬県内の文真堂書店やアマゾンで購入できます。

<本間先生にヒントをいただき、改めてビデオを見ると、両足滑走の時間が長いことに気づきました。>
――転機となった昨シーズンはどんな課題やテーマを持ってオフシーズンからトレーニングに励んでいたのですか。
 一つは滑りの技術面です。シニアのトップレベルの選手と比較して劣っている部分が分かったので、そこを修正しました。スピードスケートは、片足に重心を乗せて、そこから押してスピードを上げるのですが、私はその『押し』のタイミングが遅いのが欠点でした。
――両足滑走の時間が長くなるということですか。
 その通りです。両足滑走の時間が長くなるとストレートでも減速の要因になりますし、コーナーでは自分の重心から離れたところで蹴ってしまい、力が十分に伝わりません。
――ご自身でビデオを見て気づいたのですか。
 本間(章)先生にヒントをいただき、改めてビデオで自分の滑りを分析してみました。すると、押しのタイミングが遅く、両足滑走の時間が長いことに気づきました。そこから、先生に「どんなトレーニングをしたらいいのですか?」「こういうふうに滑ればいいんですね」と聞いたり確認したりしながら修正しました。
――両足滑走の時間が長いのは筋力の問題でしたか? それとも技術の部分ですか。
 技術ですね。もちろん足の筋力も足りないとは思いますが技術不足でした。
――夏までのトレーニングで修正できたわけですね。
 完全ではありませんが、かなり修正できました。スピードスケートはオフシーズンの方が長いので、春から夏の間に、どれだけ意識して技術や体力を向上させられるかがとても大切です。嬬恋高校にはローラースケート場もあるので、オフシーズンでも滑りの技術習得ができるんです。
――先ほど「一つは滑りの技術面…」と言っていましたね。
 はい、もう一つは体力面です。私は現在、1500m、3000mと長距離の選手です。ですが、近い将来、日本代表として世界の舞台で戦うと考えた時、私にはむしろ500mや1000mのような短距離が合っていると思っています。そこを見据えて、短距離のレースでも通用する体力や筋力作りも並行してやりました。もっとも、スピードスケートの短距離・長距離は陸上競技でいえば全て中距離といえるでしょう。ですから、体づくりの根本が変わるわけではありません。